店長青山です、

今回は靴にかけた防水スプレーの落とし方についてお伝えします。

が、

まずその前に「そもそも論」として防水スプレーとは

「毎回必ず落とす必要があるもの」

なのでしょうか?

 

そして、防水スプレーとは

「一度吹きかけたらどれぐらいの期間効果が保たれるもの」

なのでしょうか?

 

今回はそれについてお話していきたいと思います。

 

 

例えば【M.モゥブレイ】には


protecter-alpha
プロテクターアルファ

という防水スプレーがありますのでこれを例に考察してみます。

 

このスプレーは靴の表面にフッ素をコーティングする事で撥水させて革を水から守る働きをします。

 

このフッ素をスプレーで吹き付けた場合、どれぐらいの期間撥水効果が続くのかというと大体3~4日間です。

 

直接雨に濡れなくてもスプレーしてから1~2日を過ぎると防水効果は半減します。

 

3~4日目以降は無理に落さなくてもスプレーの成分は剥がれていると考えていいかと思います。

 

店長青山の個人的な意見となりますが、防水スプレーに関しては

 

「気にならなければそのままにしておいて無理に毎回落とす必要はない」

 

と考えています。

 

ちなみに、、、

あなたは防水スプレーと撥水(はっすい)スプレーの違いがわかりますか?

 

実というとあなたが日本で防水スプレーだと思って使用している商品のほとんどは防水スプレーではありません。

 

撥水(はっすい)スプレーなのです。

 

これについては詳しく書いた記事がありますので参考にしてみて下さい。


protecter-alpha
防水スプレーと撥水(はっすい)スプレーの違いとは?

 

では、

防水スプレーを落とす時というのはどのような場合なのかと考えると

「革靴のお手入れをする時」

という事になると思います。

 

その際にはやはり、革の表面上に防水スプレー成分の残りがあるときれいにクリームが浸透しませんので落とす必要が出てくるのです。

 

このスプレーの成分を落とすにはどうすればいいのかと言うと普通の革のお手入れ同様、

 

【M.モゥブレイ】
ステインリムーバー

を使用してください。

 

ステインリムーバーには洗浄剤が入っていますので、フッ素の成分や【M.モゥブレィ】以外のブランドの防水スプレーも落とすことができます。

参考にしてみてください。

 

それではまた!

 

※ お勧め参考記事

雪や雨の日に革靴を履く時には?

 

合わせてお読み頂くと今回の革靴のお手入れに対する理解がより一層深まります。