店長青山です、
Q.「靴の革底に保革剤として
ミンクオイルを塗っても
いいでしょうか?」
というご質問を
受けることがあります。
これは店長青山の個人的な
意見ですが
A.「ミンクオイルも
場合によってはあり」
だとお答えしています。
革底に浸透し潤いや柔軟性を与え
さらに防水性が増すという
利点があるからです。
利用する際は石油を化学合成して作られた
黄色っぽい物でなく、100%動物の
ミンクの油の物を使用した色の白い
ミンクオイルをお勧めしています。
乾燥した革底に適量の
ミンクオイルを塗り込むと
保革されてソールの状態が
良くなります。
ですので、
かなり乾燥がすすんでしまった
革底に薄くミンクオイルを
塗り込むことは保革という点で
効果的です。
ただ、
このミンクオイルには
大きな欠点が一つあります。
それは
「歩いた時にとても
すべりやすくなる」
という点です。
ただでさえ、駅のコンコースなど
表面がつるつるした道では
すべりやすいレザーソールです。
靴底に油を塗り込んだら
滑りやすくなるのは当然です。
雨の日などに履けば、
危険なほど足元を取られます。
「革に油分を染み込ませれば
防水性が増す」
という考え方そのものに
間違いはありません。
ですが、
防水性を増すためにわざわざ
雨の日のレザーソールを
危険な物にするのは
いかがなものでしょう。
店長青山的には
絶対的な防水効果を
レザーソールに求めること自体が
そもそも無理な事だと考えています。
参考にしてみて下さい。
それではまた!