イギリスの最高級靴べらブランド【ABBEY HORN】
【ABBEY SHOE HORN】アビィシューホーン
店長青山です、本日ご紹介するのはイングランド製の靴べら。【ABBEY HORN】社のシューホーンです。
一度手にしたら、もう二度と他の靴べらが使えなくなるような素晴らしいシューホーンです。
アビィホーン社の歴史
アビィホーン社の前身となった【The Horn Works】は1749年にイギリスのWorcestershire(ウスターシャー)Bewdley(ビュードリー)で創業されました。
すでに269年も続いている老舗です。
その後、幾度か会社が売却され現在の【ABBEY HORN】が5代目のオーナー企業となります。
アビィホーンワークスは間違い?!
ちなみに、このシューホーンを現在製作している会社を【Abbey Horn Works】とご紹介しているサイト様がとても多いようです。
しかしこの会社名は1923年から所有した3代目のオ―ナー会社の名前です。その後、幾度か変更されて現在は【ABBEY HORN】になります。
【アビィホーンワークス】社ではなくて、現在では【アビィホーン】社なのです。かなり多くのサイト様で間違えてご紹介をされている
ようですので、お気を付け下さい。
水牛の角を使った天然素材のハンドメイド
このアビィホーン社の製品の魅力は現代においてなお、職人が昔ながらの手作業で動物の角を加工し、丹念に一つ一つの製品を作り上げている事です。
下の動画の 0:25~ ぐらいからアビィホーン社の職人の様子が映し出されています。
現代にあふれる、全てが機械化された工場で作られた大量生産の物とは
「 真逆をいく手法 」
で作り込んでいく様子を見ることができます。
かなり興味深いです。
こんなの一個一個手作業で作ってたらそりゃあ、たくさんできませんよね。
「 いったい一日で何個作れるんだよ? 」
って、感じです。
靴ベラを英語で言うとシューホーン
今回入荷の靴べらは厳選された天然素材の牛の角から作られたお品です。
職人が丹念に一つ一つ磨き上げている為、見た目にも美しい贅沢な光沢感があります。
しかし特筆すべきは
「足を靴の中に滑り込ませる時のなめらかさが通常の靴べらとはまるで違う」
という点です。
靴べらのことを英語では
『 靴の角 』(シューホーン)
と呼びますね。
この名からもわかるように靴べらはもともと
「 牛などの動物の角 」
から作られていた物なのです。
靴べらの用途としての強度にも優れているので動物の角で作られたシューホーンは最高級のお品となります。
長い歴史を経て現代にまで残り続けているからにはやはり何か素晴らしい理由があるのですね。
天然素材の為、全ての品が一点物
さらには、造形物としても美しいので人生の長い期間、数十年にわたって愛用することができます。
天然素材の為、全ての靴べらに違った表情があり、
「 同じ見た目の物が一つも無い 」
のです。
黒だったり、白だったりまだら模様だったり、半透明だったりします。
あなたが手にしたその靴べらは世界に一つだけの模様を持った一点物のシューホーンとなるのです。
このように優れたシューホーンなのですが難点としては数がとても少なく手に入りにくいという事があります。
そして、靴べらの色や表情を指定して注文することが一切できません。
当店のような販売店でも製品が届くまではどんな色をした靴べらが入っているのか本当に箱を開けるまでまるで分からないのです。
下は同じ靴べらを表と裏から見た様子です。いかに表情が違うか理解して頂けるかと思います。
●表
●裏
●表
●裏
携帯にもお勧めできる最適な長さの靴ベラ
ですので、お気に入りの一本を無くしてしまったりした時には同じものが絶対に手に入らないので大事に使用してください。
今回ご紹介のお品はサイズが11cmと手軽で持ち運びにも便利な携帯できる大きさとなっています。
一生モノとして大切にずっと愛用頂ける逸品です。
最高級の靴べらをご自身の人生のお供として革靴のある生活に是非ご利用下さい。
それではまた!
動画
【ABBEY SHOE HORN】
イングランド製 11cm
¥5500-(+tax ¥550-)
※【 アビィシューホーン、アビィレザースティックなど水牛の角製品のお手入れ方法】
店長青山が今回【アビィシューホーン】のお手入れに使用した物は
【M.モゥブレイ】
クリームエッセンシャル
(無色)です。
アビィシューホーンは天然素材の角を使用しています。使い続けていると摩擦によって表面が荒れてきて最初の事にあったツヤ感が落ちてくるのです。
水牛の角は皮膚の一部が硬くなってできた物です。人間で例えると爪のような物。人間の爪も擦れたりすると白くなってカサカサしますよね。
なのでクリームを塗ってケアをしてあげる必要があります。
お手入れの際には天然素材の動物性油脂ラノリンやビーズワックス(蜜ロウ)を含んだクリームエッセンシャルで表面を磨きます。
摩擦によって荒れた表面を落ち着かせて、綺麗なツヤ感を取り戻すことができます。
アビィホーン社の製品で同じく水牛の角で出来た
も、全く同じ方法でお手入れできます。
アビィレザースティックをお持ちの場合はこちらのお手入れ方法を是非試してみて下さい。