※鏡面磨きは使う布を間違えると
【絶対に】うまく行きません!!

DSCF0257_400
【M.モゥブレイ】
ポリッシングコットン  

店長青山です、

クロス(布)のお話の続きです。

前回は【M.モゥブレイ】
リムーバークロス
のお話をしてきました。

とても素晴らしいクロスですので
是非あなたも靴磨きの際に
使用してください。

ただ、

リムーバークロスは【M.モゥブレィ】
ステインリムーバー専用の布です。

靴磨きで他の作業においては
適切な布を使用してください。

ハイシャインポリッシュ用のクロス

靴磨きにもいろいろと工程が
あってその都度、最適な布と
いうものが存在します。

クロスを使用する頻度の中で
最も多い作業としては

【 乾拭き 】

があげられます。

乾拭きは靴にクリームを付けて
ブラシで磨きをかけた後、
必要のない余分なクリームを
ふき取る作業です。

これによって最終的な革靴の
光沢感や美しさが仕上がります。

その際に使用する布が

【M.モゥブレイ】
ポリッシングコットン  

です。

こちらは日本製で
ネル素材の生地となります。
コットンの表面を起毛させて
仕上げてあります。

上質な綿を使用していますので
生地が柔らかく、革に対して
やさしい布です。

デリケートな素材の乾拭きにも
最適ですし、革靴以外の製品
カバンやお財布などにも使用できます。

両面起毛タイプなので
裏表とどちらの面でも
気を遣わずに使用して頂けます。

このポリッシングコットン。

大活躍する時がありまして、
それはなんといっても

【 鏡面磨き 】

の時なのです。

「ポリッシングコットンを
使わなければ鏡面はうまくいかない、
絶対に失敗してしまう!」

と言っても良いほどの
重要な役割を果たします。

ネル生地というのは
密度のある素材です。

靴クリームの栄養を吸収する事が
比較的少ないので、革にうまく
伸ばせるというメリットがあります。

特に、

ワックスを使用する際には
特に伸ばしやすく、
ツヤを出しやすい布となります。

ここで非常に大切な事を
お伝えします。

鏡面磨きに関しては必ず
ポリッシングコットンを使用する

このルールを絶対に
忘れないでください。

ポリッシングコットンを
ステインリムーバーなどの
クリーナーに使用するのは
【有り=OK】なのです。

が、逆は

【無し=NG】

です。

靴にハイシャインを施す時に
リムーバークロスやTEEシャツの
ハギレなどを使用すると
上手く仕上げる事ができません。

鏡面磨きの布は起毛素材を使う

これはなぜかというと
リムーバークロスなどは
【平織り】という生地なので
糸と糸の間に隙間が空いています。

weaveplain- fabrics

言ってみれば表面に細かな
デコボコがある素材なのです。

鏡面磨きは革の表面にワックスを
塗り重ねる事で文字通り

【 鏡のように平らでつるつるな面 】

を作ることなのですが、
平織りの布で磨くとそのデコボコが
ワックスの表面を引っかいて
傷を付けてしまいます。

そうなると傷だらけの鏡のように
なってしまい、当然のように
光が鈍くなります。

平織りの布では鏡面磨きが
いつまでたっても完成しない
という事になります。

ポリッシングコットンを使用すれば
当たりが柔らかくそのような事が
ありません。

ワックスで革靴の表面を
仕上げる時には必ず
起毛素材の物を使用して下さい。

ポリッシングコットンも
リムーバークロス同様
切り取っていくつかに分けると
使い勝手がいいです。

サイズは

【33cm × 42cm】

です。

ブラックのワックス用とか
無色のクリーム用とか分けて使うと
布に色が混じることがなく
利用しやすいと思います。

ポリッシングコットンも
使い捨てではありません。
洗って何度でも使う事ができます。

水やぬるま湯で中性洗剤を
使用し手洗いしてください。
台所用の洗剤を使用して
汚れを落とせばそれでOKです。

洗って何度でも使えるので
コストパフォーマンスも
いいですよね。

と、いう事で靴磨きには
絶対に欠かすことのできない

【M.モゥブレイ】
ポリッシングコットン  

年末年始のお休みにたくさん靴を磨いて
新年はキレイな革靴でお出かけしよう!

というあなたはまとめて
仕入れておいて下さい。

それではまた!

DSCF0257_400
左 【KIWI】
パレードグロスプレステージ

右 【M.モゥブレイ】
ポリッシングコットン  

※ お勧め参考記事

【決定的な裏技】鏡面磨きを失敗しないコツ

合わせてお読み頂くと
今回のお手入れに対する理解が
より一層深まります。