店長青山です、

スエード革を補色する際の
アイテムとしてスプレーと
リキッドタイプの製品を
比較してみます。

まず、スプレータイプですが
これは液体を霧状にして
噴出するものです。

メリットとしては手早く
均一に広い範囲に拡散して
付着することです。

大きな面積を短時間で
補色することができます。

しかし、

基本的に吹き付けるだけの
表面的な補色ですので、
毛足の長いスエードなどには
あまり向きません。

毛の内部にまで色を
染み込ませることが
難しくなってくるからです。

そしてこれが一番厄介な
事なのですが、靴に使用する場合

「コバの部分」や「靴の内側」など

スプレーの色が付いては
いけない部分をマスキング
(隠すこと)する必要が
あるのです。

実を言うとこれはかなり
面倒な作業になる上に
キレイに仕上げるのは
とても難かしいのです。

さら言えば床が汚れないように
新聞紙などを敷く必要もあります。

また、

締め切った部屋の中では
換算したスプレーの中身を
吸い込んでしまいますので
換気の良い場所か、もしくは
家の外で吹き付ける事になります。

ちょっとスエードの革靴を
補色したいだけの時でも
割と大がかりな作業になって
しまいます。

これがスプレータイプの製品の
特徴です。

覚えておいてください。

それに対してリキッドタイプの
製品の特徴を次回お話したいと
思います。

それではまた!