店長青山です、
今日はムートンブーツの
保管方法をお伝えしたいと
思います。
一気にご紹介しますので
今回は少し長いですよ!
これはブーツに限りませんが、
靴の長期保管の際に一番注意を
しなければならないのは
【カビ】
です。
実はカビが発生する為の
『 3つの要素 』
があります。
言い換えれば、
この『3つの要素』の内、
一つでも押さえることができれば
カビの発生率はかなりの割合で
押さえられるということです。
それは
「高温」、「多湿」、「汚れ」
です。
この3つの要素が揃うと
カビは必ずと言っていいほど
発生してしまいます。
皮革製品は特に生えやすいので
気をつけましょう。
ではまず、
●「湿気」対策です。
出来るだけ風通しの良い
湿気がこもらない場所で保管して
頂くのが理想的です。
しかし、
日本の住宅事情では
なかなかそうもいかないかも
しれません。
なので例えば
靴を箱に入れて押し入れなどに
保管する場合があると思います。
その場合、できれば
箱に数箇所穴を開けて
空気が箱の中に入るようにします。
これだけで空気が箱の中に
入りますので湿気対策になります。
空気の循環を維持しながら、
を入れて湿気を靴に寄せ付け
ないように配慮しましょう。
次に
●「高温」です。
夏などは気温が必然的に
上がってしまいます。
こればっかりは、温度が
上がらない場所を選んで
保管するしかありません。
保管場所はできるだけ
暑くならずに通気性が良く
湿気が少ないところが理想です。
でも、難しい場合は
下駄箱や押し入れに入れるしか
ないですよね。
その場合は定期的に
外に出し風に当ててあげる事でも
カビの防止になります。
それもなかなか時間が
とれない場合はお出かけする前に
下駄箱や押し入れの扉をあけてから
外出してください。
お家に戻ってきたら
閉めてあげればいいですよね。
これなら簡単です。
『 下駄箱の扉をたまには開けて
空気を入れてあげる 』
これだけでも効果はあります。
簡単ですので試してみて下さい。
最後に
●「汚れ」です。
先ずはムートンブーツの表面を
【M.モゥブレィ】
ラテックス&スプラッシュブラシで
ブラッシングします。
これはスポンジ状の柔らかい
ブラシです。シープスキンのような
柔らかい革の表面をやさしく
ブラッシングできます。
スプラッシュブラシに関しては
こちらの先日のブログで詳しく
お伝えしているので参考にしてください。
『春、ムートンブーツをしまう前に』
そして
落ちない汚れがある場合は
で汚れを落とします。
このスプレーはいわば
「ドライクリーニング」
のようなもの。
素材の表面を軽く布で拭くだけで、
簡単に汚れが落ち、水洗いで
起こりうる皮革の伸縮も
ほとんどないのです。
汚れを落とした後は
【M.モゥブレィ】
スエードカラーフレッシュスプレー
で栄養を補給してください。
多少の色あせなども
発色させる効果もあります。
で、
靴の内側のもけもけした
羊の毛の部分です。
ムートンブーツの特性は
とても暖かいという事ですね。
そのためブーツの内部は
保温性の良さの反面、ムレやすく
除菌、消臭が必要です。
この部分に関しましては
水を堅く絞ったタオルで何度か
拭いてください。
その後よく乾燥させたら、
「M.モゥブレィ」
ナチュラルフレッシュナー
等の消臭・除菌スプレーなどを
かけておけば清潔性も向上します。
と、いう事で
これらの『 3つの要素』に
気を付けた上で、陰干しでよく
乾燥させてからムートンブーツ
そのものを保管して下さい。
また、
ブーツの型崩れ防止には
通常はブーツキーパー等を
使用します。
しかし、
ムートンブーツは素材が
柔らかいためバネの力の強い
ブーツキーパーだと革が伸び
靴の形が変形することがあります。
その場合は厚紙を丸めた物
(段ボール可)等をキーパーの代わりに
使用してみてください。
これで型崩れすることなく
保管できることと思います。
最後に注意点をまとめますね。
● 陰干しで乾燥させてから
湿気の少ない所にしまいましょう。
たまに外に出し、風に当てるのも
果的です。
●なるべく高温にならない
涼しい場所にしまう。
●しまう前には汚れを落とします。
カビの予防になります。
以上になります。
また今回、ご紹介した
お手入れ用品は当店でも
お取り扱いしております。
ご不明な点がある方は
店長青山までお気軽に
ご質問ください!
メールアドレスはこちらです。
それではまた!