店長青山です、

今回から白い革(ホワイトレザー)の
お話をして行きたいと思います。

革の靴でも
白いスムースレザーの物や
起毛皮革の物など色々な
素材や仕上げのものがあります。

中でも、

白い起毛素材の靴は

「ホワイトバックス」

と呼ばれ、
人気の高いアイテムです。

ちなみにホワイトバックスの
本来の正式名称は

「ホワイト・バックスキン・シューズ」
(White Buck Skin Shoes)

バックスキンとは英語で

【鹿(Buck)皮(Skin)】

のことです。
少し話がそれるのですが
バックという事から

【後ろ】→【裏】

という風に間違って解釈され

バックスキン

→ 裏革 → スエード

つまり、

バックスキンはスエードの事だと
思われている方がとても多いと
思います。

ですが、

ハッキリ言えばそれは勘違いです。

バック(BACK)【後ろ】ではなくて

バック(BUCK)【鹿】なのです。

バックスキンは鹿皮の事ですので、
もちろんスエードもあります。

ですので

「ホワイトバックス」

とは鹿革の白い起毛靴であれば
ホワイトバックスです。

そしてさらに
勘違いされていることには

「 ホワイトバックス 」

=「 ホワイト 」+「ヌバック」

の略語・造語だと思われている方も
いらっしゃるという事です。

ホワイトバックスは

「白いヌバックの靴の事」

だと思われているんですね。

間違いではありませんが、
元々の意味からすると
ちょっと違います。

これだと白いヌバック限定で

「ホワイトバックス」

になってしまいますが
先程お伝えしたように
スエードでも
ホワイトバックスがあります。

少しややこしいですが
きちんした意味が伝わっていない事が
多いですので覚えておいてください。

本来ホワイトバックスとは

【鹿皮の白い起毛素材の靴】

のことです。

ただ、

今では鹿皮でなくても

「白い起毛素材の革靴」

全般をホワイトバックスと
呼んでいる事が多いです。

牛革でも

「ホワイトバックス」

と呼んでそれで間違いでは
ないと思います。

白い革のお話は
これから少し続きます。

それではまた!